現在の東海道新幹線の災害に備えての
代替え機能とJR東海は公言している。
令和9年の
開業計画に、静岡県がきっぱりと拒絶を示した。
移動が制限される新型コロナウィルス禍にあって、
東京から大阪までを
1時間余りで結ぶリニアの必要性をめぐって、
最後の決着は国に会おうとしている。
ごく常識的な疑問がいくつか挙げられる。
●一体誰が対象なのか？
3分の2がトンネルであって観光用には適さない。
大方はビジネス用だと推測するが、
この情勢で、なぜそんなに急ぐのか？
少し冷静に考えれば後発の発着場は
不便で乗り換えに時間を要する。
せっかくの時間短縮が帳消しになってしまう。
●電磁波は安全なのか？
電磁波が人体に与える悪影響は、
たびたび話題になるが、
リニアの危険度についてはあまり論じられていない。
乗客の健康に関わることなので、
これこそ実証実験をし、
世に公表すべき責任がある。
●アルプス山脈をぶち抜く危険極まる工事は、
自然破壊であり、どんな反応があるかについての
公の議論も不足している
●コロナ戦争によって社会の規範は
大きく変わりつつある。
ここは世界のスピード競争最優先の
価値基準を見直す機会になることを
願う人たちがいることを信じたい。
