コロナ打撃の1年間の明暗

2020年は世界中が一様に
コロナの衝撃にさらされ続けた。
 
その経過と変化を、
産業や企業の経済事象で総括してみると、
世界の100社の業績結果によれば、
そしてソニーがランクインしており、
EV車に取り組んでいるトヨタは31位と健闘している。
 
EV車の開発は、
車そのものの技術改革に留まらず、
地域と言う環境との連動になるため
投資も期間も膨大なエネルギーを要する。
 
世界の交通産業が、
かってない変貌を遂げる革命前夜とも言える状況に対して
挑戦し続けなければならない!
 
鉄道や航空機などの大型大量輸送から、
個々人の移動のための快適性の確保であり、
かつ安全でなければならない。
 
一方ソニーは、
コロナによってステイホームが主流になる社会背景が、
ゲームや映像を楽しむ流れに乗ら、
当初の予測を上回る売り上げと収益を勝ち得た。
 
ソニーと言えば
トランジスターラジオやウォークマンなどの製品で
圧倒的な名声を勝ちとった時代背景がありながら、
映画界への進出を足がかりに、
ゲームなどのソフト産業に乗り出し、
一時はその投資の某大さと、
ハードとしての製品販売とは異なるチャンネル作りに
相当なエネルギーを注ぎ込んだ時期を踏まえての成果が
今回もたらされた。
 
かっての
世界第二位の高度成長期は、
優れた製品に次から次へと飛びつき、
それによって生活の高度化を望んだ私たち消費者との
連携から生まれた両者による二人三脚の時代だった。
 
 
 
しかしその後時代は大きな曲がり角にいたり、
モノあまりに突入する。
 
その結果
憧れの自動車や音響製品がもたらすライフスタイルは、
モノに託した買い手の見栄や欲望の反映であり、
ある種の虚像であることに気づく。
 
見た目の充足から、
心の充足へと変わり始めるのに従い、
家族との団欒の心豊かさや友人や仲間との
コミュニケーションの楽しさが
生活の価値を高める流れになり出したところに
あの憎きコロナが到来したのである。
 
この非常事態によって人々の価値基準が
いっそう明確にあぶり出された。
 
どの地域にも数多ある小さな店やサービス業の
存続の明暗をあらわにし始めたのは
思いやりの精神にあらわりている。
 
それは存続をかけての各自の厳しい状況の中で、
自らの生き残りは当然だとしても、
お馴染みのお客のことを親身に捉え、
何とか創意工夫を図ることで生きながらえている
小売業の存在が証明している!
 
そこにはドライな売り上げ確保の対象ではなく、
お客の満足や喜びが最上の目的達成とする価値観がある。
 
 
 
そうはいっても無数の個人営業の店が立ち行かず
潰れてしまうのはコロナを恨んでも恨み切れない!
 
 
 
コロナに打ち勝っていくには、
互いに相手を思いやり、心の絆を強くし
コロナの立ち入るのを防ぐ方策が
効力を発揮することと確信する。