情報価値の個別化

コロナが及ぼしている影響は、
情報分野においても計り知れない。
 
毎日発表される感染者数や死亡者数に始まり、
情報は垂れ流しで氾濫している。
 
 
マスメディアの一角を占めるテレビ番組も
独自性や立ち位置が暖味で
ひたすら数字の変化の紹介と、
専門家のコメントで番組を構成しており、
中にはフェイクまがいの情報発信源も散見できる。
 
 
 
斜陽気味のマスメディアは、
視聴率さえ維持できればとばかりの
報道プログラムで長らえている。
 
 
 
マスメディアに代わって活況を呈しているのが
個々別々にテーマを持っている人たちが発信する、
いわゆるパーソナルメディア、
インフルエンサーと称する人たちが
活躍している状況である。
 
分野としては、
政治経済に始まってスポーツやマーケティング
アパレルなど幅広くカバーしている。
 
 
 
週刊アエラの特集によると、
アパレルでの経験を生かして、
ファッションのトレンドを指摘すると、
ひとアイテムで7000着を売りり切るという。
 
まさに彼女のアドバイス
購入する絶対の切り札になる。
 
しかもアパレルメーカーに依頼されての行為ではなく、
自由な立場からのリコメンデーションになる。
 
 
 
これはほんの一例だが
学生時代の海外留学の経験や、
就職先での知見を生かして、
人によっては150,000人などの信奉者がついている。
 
 
 
従来の新聞社や雑誌社、テレビ局などの
大掛かりの組織と資本は全く関係なく、
たった1人が情報発信のための作業もこなし、
収入の一環としているのだ!
 
中にはボランタリー活動と
位置づけているケースも多々見られる。
 
 
 
おそらくこの傾向はますます力を得ていくに違いない!
 
誰でも自由に自分のコメントを
メディアとして発表する時代に、
受取手である側も、判断が問われる。
 
 
 
自由な代わりに、自分で責任を持たなければならない。