ユニクロに見る大幅な賃上げのインパクト

大幅な賃上げを巡って
政府や財界がざわめいていた最中、
ユニクロが放った、
大幅な賃上げのニュースは
まさに衝撃的だった!!
 
ユニクロの国内、
8400人の従業員の給与を突然、
大幅な賃上げの発表したのだ。
 
その金額は
驚くほどの大幅なもの!
 
約250,000円の給与を
なんと最大300,000円に引き上げるとの
大胆な決断の提示!
 
 
 
新年早々、
真剣な政府の要請に応えようと、
例えば、サントリーは7%の賃上げを検討、
その他の大手有力企業も
5%から6%台を目指す方向が取りざたされていた。
 
そこへ、桁違いの賃上げ額がもたらされたのだ。
 
 
 
ユニクロ曰く、
日本の賃金は、
ヨーロッパやアジアの諸国と比べても低すぎる。
 
ここは、優秀な人材を確保するためにも
企業が可能な限りの賃上げを行い、
給与レベルの引き上げと、
働く側の意欲をもり立てるためにも
必要な条件としている。
 
 
 
翻ってみると、
高度成長時代には
わが国の賃金ベースは、
それなりに評価されるレベルにあったが
今はもう遠い状況〜いつのまにか、
世界の経済と産業は、
成長を早め
日本は徐々に遅れてしまっている観がする。
 
 
 
ユニクロの製品は、
ライフスタイルウェアとして、
クオリティーに関しては
世界と互角に戦い、
激しい競争を繰り広げている。
 
ここに至っては、
賃金を上げる事で優秀な人材を確保し、
さらに、競合に打ち勝っていく戦略は、
国内だけの市場の勝負とは違い、
くうか食われるか厳しい競争の上に
世界制覇を目指しており、
それに比べれば、
いざと言う時に備えての
内部留保に執着しているレベルとは
厳しさの次元が異なると思われる。
 
世界は、
人への投資に対して
確実に方向転換をしていると捉えられる。
 
ユニクロが示した提示に対して、
日本の産業界は、どのような反応を示すのか!
 
見守りたい!