新型コロナウィルスの猛威は
世界中に価値観の変革を迫っている。
ノーベル化学賞の受賞者である野依氏は、
未来社会の役にたつことが科学者の喜びだと強調しながら、
活動の基軸を競争から協調に転換し、
世界が連帯して脅威に立ち向かうべきだと問いかけている。
最も重視すべきは、
現代社会の価値観が本当に正しいのか、
人々に真剣に考え直す機会を突きつけられたとの前提に立ち、
20世紀は戦争と経済に象徴される競争の世紀、
そして21世紀もグローバル化した
強欲資本主義で経済成長を追い続けている。
新型コロナとの対峙は、
国家や組織、個人における勝ち負け、
損得の争いではなく、
今や世界は1つの運命共同体として団結が必要！
危機に直面した今こそ、
国を超えて人類福祉に取り組むべきとしている。
