都心に滲む負のスパイラル

コロナの打撃に見舞われて1年、
第三次緊急緊急事態宣言の影響は
池袋や新宿そして銀座なども巻き込み始めた。

 


NHKが取材した結果、
例えば新宿の繁華街を構成している
百貨店や映画館などの大型施設は
客数が大幅に減っているのに対して、
中央線沿線の吉祥寺は商店街に人が溢れている。

 

その背景には、ステイホームで
自宅から離れた都心への外出は控えているが、
生活必需品を買うためには
近くの商店街に出向くと言うことで、
住宅密集地の吉祥寺が賑わうのだとの取材レポート、、、

 

 

今更高価なブランド物を買い漁るのは、
命のリスクを張ることではない。

 

それに引き換え、
日常生活に欠かせない買い物には、
豊富な商店数とちょっとした贅沢感があれば充分!!

 

 

この生活価値観は当面変わらない。

 

 

いやそれどころか、
今まで憧れの対象だった都心中の都心が
魅力のない存在になり下がり始めているのだ!


それは買い物行動に限らない!

 

 

テレワークやリモートワークが本格化すれば
立派なビルは不経済な存在になり、
売却が本格化する!

 


すでに銀座では
銀座シックス、電通ビルなどが
売却報道にさらされている。

 


もう人々の欲望のベクトルが一斉に
同じ水準を目指す事はなくなってしまい、
一人ひとりの着実な
生活価値観に支えられたニーズが
起点になる暮らし方が主流の時代に成り代わっている。

 


図らずもコロナはその時代の変貌ぶりを、
確実に認め、
新しい価値観の創造を促しているに過ぎない。