未来へ語り継ぐ、子どもたちへの責任

3月11日
 
東日本大震災が10年目の節目を迎え、
日本中で数多くの追悼式や催しが執り行われたが、
今年はコロナの影響もあり、
しめやかに、しかし10年間の思いが込められた感が
十分に伝わってくる!
 
岩手、宮城、福島の3県のうち、
原発事故を抱えた福島の痛切なメッセージは切ない!
 
3月11日付の朝刊に掲載されたメッセージは5段抜きで、
2000字以上の文字でかたりかけてくる!!
 
ここにその想いの文章を抜粋してみると、、、
 
 
 
あの日から10年になります。
 
地震津波原発事故は、
美しく穏やかだった私たちのふるにさとを一変させました。
 
大切な人との別れや、
見えない放射線との戦いがありました。
 
避難して仮設校舎に通学した子が成長し、
成人を迎えています。
 
〜中絡〜
 
私たちは暗闇の中から一歩ずつ、復興の歩みを進めました。
 
原発事故による避難区域は5分の1に縮小され
廃炉に向けた長い道のりは始まったばかりです。
 
それでも復興に向けて成長できたこと、
結ばれた絆があることも確かです。
 
震災がなければ出会わなかった方々との
ご縁と協働がありました。
 
〜中略〜
 
私たちは未来に向けて、次の10年に踏み出します。
 
これから生まれてくる子どもたちに
とっても誇りに思える福島を。
 
2021年3月11日 福島県
 
一方であまり知られていないが、
国連の子どもの権利委員会が昨年4月、
コロナ禍で大切にすべき11行目を掲げた声明を発表!
 
それをわかりやすく広めたいと願って、
自費で絵本出版した立教大学の准教授の長瀬正子さん。
 
子どもには、どんな時も、
休む権利や遊ぶ権利がありますと強調する。
 
この絵本は、遊びの大切さを訴え、
より辛い状況になっている子どもへの視点を求めており、
本来こういう世界であって欲しいという願いが込められている。
 
すでに3000部が刊行され、
売り上げの1部を子供団体に寄付を!
として歩んでいる。
 
 
 
子ども達から、
本当に暮らしてよかった地域になるように、
親、子、そして孫に伝えていく伝承の大切さを
福島も、私たちも、未来の主役の為に誓いたい。