自動運転は、移動のための最適手段か!?

デジタル社会への移行が進むただ中、
降ってわいたのがコロナの打撃。
 
 
 
ステイホームの下に、外出の自粛が
社会の生活様式になりつつある現在、
ここは少しの間、踏みとどまって、
人はなぜ移動したがるのか?
について考えてみるのも価値がありそうだ。
 
 
まず
庶民の生活が史実に基づいて
容易に想像できる江戸時代に
スポット当ててみると、
伊勢参りが思い浮かぶ。
 
 
 
猫も杓子も一生に1度はとの願いを叶えるために、
ムジンなる旅費調達の仕組みを活用し、
伊勢参りへの移動を果たしたものものだ。
 
その移動手段は当然草鞋の足で、
ときにはカゴも使われた。
 
そして
人々の移動に対する憧れは、
観光旅行の願望の飽くなきたかまりにつれて、
海には客船、空には飛行機、
そして鉄道の普及に伴って
果てしなく広がっていった。
 
 
 
ところがここ1年余りコロナの影響で、
航空産業も鉄道もあらゆる移動手段が
壊滅的なダメージを受け、
再び輝けるかどうかも不明の時代、、、
 
にもかかわらずEV車による自動運転に
あいも変わらず夢を注ぎ込んでいる。
 
このことからも、
人々から移動する願望や必要性を奪う事は不可能で、
足などの素朴な手段から、
動力を駆使しての移動行動を
生活の質的向上と信じて疑わない、と見る!
 
 
 
既にトヨタ自動車を筆頭に、
世界では熾烈な競争が展開されている。
 
 
 
あと10年もすれば、
地域まるごとで自動運転での移動が出現する!
 
そのことが果たして、
どんな満足をもたらすのかはまだ定かではない。