あと3ヶ月で、
大学入試共通テストの出願が始まる。
来年の入試志願者は、
初めて入学定員を下回ると予想されており、
本格的な大学全入時代に突入する。
確かにいつ収束するか予想が立たない状況から、
コロナによるダメージは否めないが、
しかしながら以前から少子高齢化は着実に進んでおり、
2045年には1億人台を大きく割り込み、
そのまま進めばやがて、
日本は人口減による国の消滅さえ
取りざたされているのだ。
ところで河合塾の推計によると
来年度の入学志願者は約61万3千人で
今年より約2万3千人の減少になるとしており、
毎年着実に減っている。
さらに悩ましいのが、
高校3年生に対するワクチンの接種。
今回ワクチンに対する
感染防止力効果については非常に期待が高く、
一刻も早くワクチンの接種率を高めることに
国中が躍起となっている。
通常医薬品の臨床実験期間は
5年から10年と言われているのを、
世界中が我先にと
接種率を高めることに血眼になっているが、
ところが若者たちといえば、
ワクチン接種に乗り気ではなく、
どちらかと言えばクールな反応を保っている。
国を挙げて接種に懸命なさなか、
やがて受験シーズンが本格化するにつれ、
深刻な議論の高まりが予想される。