百貨店のショールーム化

相次いで大手百貨店が、
店舗とデジタルを融合させた
売り場作りに取り掛かっている。
 
 
 
若い人たちにはすっかりお馴染みの
インターネット通販を誘致し、
売り場にはサンプル商品だけで、
お客はECサイトから購入する!
 
今までのように、
商品さえあればその場で購入できたのと比べて、
どこに狙いがあるのだろうか!
 
百貨店もご多分にもれず、
若い層の減少が激しく、
このままだと売り上げ増につながらないのが悩みだ。
 
 
 
明るい店内に並ぶ
おしゃれな洋服、靴やハンドバックそして化粧品、、、
気に入った生品があれば即座に購入!
 
それには
スマホQRコードを読み取ると、
決裁ページに進むことができる
ネット通販ブランドの売り場づくりで、
大丸東京駅店にオープンした。
 
このやり方は、D2Cと称され、
本来店舗を持たず、
売店を介さずに自社のECサイト
販売する方式である。
 
大丸の売り場で、サンプルを見たお客は
その場で商品の扱い企業各社のサイトに接続して購入し、
商品は自宅に配送される。
 
 
 
確かにお客は直接手に取って
確かめてから購入することができるが、
若い層を増やして新ビジネスを立ち上げるのが
課題の百貨店にとっては、
完全に売り上げにつながるには
いくつものハードルを越えなければならない。
 
 
 
大丸百貨店のほかに、西武渋谷店でも
この9月、50社が出展し、
また丸井もファッションメーカーと
新しい売り場をスタートさせた。
 
 
 
デジタル時代が、
刻々と新しい売り場作りを実現させているが、
お客が快適だと思う売り場作りには、
それなりの試練が待ち受けている!
 
 
 
コロナの打撃による小売業への試練は
まだまだ続くなか、体力競争が繰り広げられる。