一歩前進。 ヤングケアラーの支援

日に日に、
今まで気づかずにやり過ごしていることに対して、
気遣いを見せ始めている。
 
ヤングケアラーに対する配慮も、その一つ。
 
 
 
少子高齢社会に伴って
人々の認識が高まったのが
ヤングケアラー問題。
 
 
 
病気や障害のある家族の介護や
世話をする子供が、
知らず知らずに増え続けており、
統計的には
1クラスに1人は存在すると言われている。
 
小学校、中学校、高校と区分してみても、
中学生なら小学時代も既に
ごく自然に関わってきたことだろうし、
なかなか実態は掴みきれない。
 
そしてこの問題の深さは、
子供の方が家族を助けるのは当たり前と言う、
本来ならば賞賛に値する行為が
前提になっているところが深刻な点である。
 
 
 
先ごろ国の支援策が取りまとめられ、
家事、子育ての支援制度やオンライン相談等で
子供たちの事情に合わせた
きめ細かい対策が注視されている。
 
このように、
なかなか世間の目にとまりにくい
ヤングケアラーの存在に光が当たり、
 
国が積極的に支援に動き出した事は大きな前進と言える。
 
 
 
ヤングケアラーの支援は、
ここ別々な状況をしっかり踏まえた上での
細かい対策が必要だが、
それ以前にも増して、
家族だけで抱えている課題に広げて
支援の輪が広がることが必要。
 
そうでなければ家族のためになりたいと、
純粋に思い込んでいる子供のレベルまでに
届かない可能性がある。
 
ヤングケアラーの支援は、
単純にひとくくりにするのではなく、
途切れのない支援策を持続することが必要であったり、
子供たちが安心して話せる窓口や
居場所を作ることが不可欠である。
 
 
 
国がSNSを活用した相談体制を
打ち出したのは評価される!
 
 
 
困っていることや悩んでいる事を
気兼ねなく相談ができるインターネットは、
今の時代にフィットするし、
子供が抱えている事に
自然体で向き合える入り口としては
最適な方法の一つといえよう。
 
 
 
重要なのは支援する側と
子供の信頼関係をどう築くかにある!
 
 
 
子供たちの負担を少しでも軽くし、
子供たちの視野が広がり、
心から受け入れるような関わり合いが
子どものために求められる。