世界最大の映画界のイベント カンヌ映画祭。
早くも
で持ちきりになってきた。
日本からは
すっかりビッグネームになった
是枝監督の作品が大きな話題を集めている。
その題名は「ベイビー・ブローカー」
韓国の名優ソン・ガンホ等が出演する日韓合同作品。
もう当たり前になってしまったアジアからの参画は、
さらに国際勢力の広がりと定着を感じさせる。
この話題作の他にも、「PLAN 75」も話題になっている。
こちらの作品は、日本社会の病理を扱い
社会に対して何らかの喚起を促すストーリー。
ノミネートの発表は5月28日、
日本時間は29日。
待ち焦がれる映画ファンは
一刻も早く知りたい!
人間の多様な感性を楽しませる映画は
歴史や文化を高めることに貢献してきたが、
現在の混沌とした社会情勢の中では
多種多様な角度の提示が示される事は、
ときには希望が湧き、ときには深く考えさせられる。
現実としては、映画が描く無限の可能性は
人生を豊かにする事は間違いない
ところで
日本は映画製作にかかる費用は
全て映画制作側の負担で、
スクリーンのタイトルによく見かけるのは、
○△×制作委員会の表示。
残念ながら
国が映画の社会的貢献については
全く予算を計上しようとはしていない。
それに対して
韓国は国家予算を計上して
莫大な費用がかかる映画製作を
しっかりとサポートしていて、
映画製作の意図を国策産業としている。
この文化政策に対する見解の違いは、
これからの世界の方向性に対しての差となって
日本の経済や文化の凋落につながらないと願う。
それにしても正式発表が待ち遠しい!
世界がウクライナ国の戦争に
打ちひしがれている状態にあって、
心の栄養剤の役割として、
益々の期待を込めたい。