ヤングケアラーのネットワーク化を促進

家族の世話や、家事に追われる子供
ヤングケアラー。
 
孤立化して、心身の負担がのしかかる!
 
こんな状況を何とか支援しようと
自治体が立ち上がり始めた。
 
 
例えば
LINEを活用して、
かつてヤングケアラーの経験者が
相談を聞く窓口担当になったり、
 
弁当の配布を通じて、
家庭内の状況を把握したりして
孤立化を防ごうと
様々な試みがなされている。
 
 
 
とかくヤングケアラーは、
家族の介護や世話を当たり前と思いがちだが、
孤立した立場で、
いざと言うときの相談相手がいない!
 
厚労省が2020一年に公表した調査結果では、
中学2年生が6%、高校2年生の4%が、
ヤングケアラーに該当することが明らかになった。
 
この調査の結果、
世話をしているためにやりたいこともできないや
自分の時間が取れないなどが特に多かった。
 
確かにすぐには解決しないが、
寄り添う人がいることが大切と
一般社団法人ヤングケアラー協会は強調する。
 
行政や学校、支援団体、医療機関など、
多くの支援の輪が必要であり、
そのどれかに支援すべき内容が判明した際には
一致団結して解決に向かうことが大切!
 
 
 
既にLINEの登録者は増大し始めており
多い日は、3〜4人から連絡がある状況、
ここ最近では、埼玉県や兵庫県群馬県などが
有効な支援対策を真剣に模索し続けている。
 
例えば、群馬県高崎市の場合、
昨年9月から家事などを無料で代行する
サポーター派遣を導入したり
学校等からの情報をもとに、
家庭ごとににワーキングチームを作り、
支援内容を検討する。
 
ヘルパーは1回2時間で週2回ほど自宅を訪問、
今では8世帯が活用している。
 
 
 
ヤングケアラーの課題は、
当事者が当たり前の事と認識していたり、
地域の目配りもまだまだ行き届いていない!
 
今後は、行政の対策もさることながら、
本人の自覚を促したり、
近所の人たちが良い意味で、お節介をするなど、
この問題が、未来の宝物に対して
いかに心身ともに重い負担になっているかを、
社会全体で認識をすることが、
問題解決の1番の糸口になると確信する。