マスク世代の卒業式‼︎

3月1日。
 
全国で卒業式が挙行される。
 
2019年に始まったコロナ禍によって
マスクを着用しての世代が、
3年間の学業を得て卒業式に至る。
 
 
 
政府は3月13日にマスクの着脱は
各自の考え方に任すとしている。
 
日本の社会にとっては
自己責任で自主性を保つ事は
かなりの難事になる。
 
そのような社会情勢の中で、
今年の卒業生は、
入学した時から、
マスクによって
顔の半分が隠されたままの
3年間を過ごしている。
 
学校側のマスクの着脱に関する扱いは、
苦労がにじんでいるが、
卒業式当日に壇上で卒業証書を受け取る時だけに
マスクを外すケースが多かったようだ。
 
 
 
人とのコミュニケーションの基本は、
顔と顔にはじまる。
 
それがコロナ禍によって、
制限された3年間に耐えての経験は、
時と場の空気を読み、
徐々に自己判断力を高めて行かなくてはならない。
 
 
 
文科省は2月の通知段階で
卒業式の運営は
かなりこだわりを持っての通達をしており、
入退場や卒業証書の授与等は、
マスクなしを基本としつつ、
着用を希望する生徒への偏見や、
差別を生まないように配慮することと念を込めている。
 
コロナの打撃は収束しつつあるも、
従来の日常生活のスタイルを
すっかり変えてしまった。
 
新しい社会像を各自が納得できる状況になるには、
それなりの時間が必要と思われる。