卒業式に見る、マスクの自主性

桜が全国を彩る時期の風物詩は、
子供たちの育ちの時期でもあり、
全国各地から卒業式の行事が賑わいを見せる。
 
幼稚園、小学校、中学校までの幼い我が子の成長に
ひときわ気持ちがこもる卒業式!
 
中学や高校の、人としての個性や
努力が見られる厳かな、卒業式。
 
この貴重な時期に重なって
マスク生活の自主判断ができる事となった。
 
そこで起こったさまざまな判断状況!
 
卒業式と言う集団行事に対しては、
判断が様々な状況を呈している。
 
 
 
中学校や高校の卒業式では、
原則マスク着用だが、
壇上に登って一人一人が卒業証書を受け取る際には、
マスク着脱をするケースが、
どうやら大半を占めたようだ。
 
さぞかし学校が校長を中心に苦心したものと思われる。
 
コロナの拡大は怖いし
されど生徒たちが顔の半分を知らずに
3年間を終了するのは忍びない‼︎
 
考えてみれば、
コロナによるマスク着用は3年間続いており、
子供たちの学業の区切りに一致している。
 
したがって、
一人ひとりの顔の半分を被ったままの
学級生活を強いられた!
 
成長ざかりの子供たちにとっては、
ときには素直に自分から
笑ったり、怒ったりの感情表現で
仲間意識を強く感じる年齢である。
 
この時期に一生涯の友を得ることが出来る!
 
人格形成の最も大切な時である事は間違いない!
 
 
 
目に見えないコロナの打撃が、
社会生活全般に及ぼした影響は、
マスク着用によって歪んだ事は計り知れない。
 
この上は、一人一人が自己判断で、
マスクの付き合い方を決めなければならない!
 
ある意味では、
日本人にとっては周りとの調和を考えると、
短期間でマスクからの自由が得られるとは考えにくい。
 
事実解禁になった日は
様子を伺う人が大半で
マスクなしの人はほんのわずかだった。
 
若者の街として有名な渋谷の交差点でも、
ほとんどの人がマスク姿だった。
 
海外からの観光客は、
マスクをしたままの人の群れに
興味津々で眺めている様子が、
テレビ番組などで報道された。
 
 
 
人と人が顔を中心に
コミュニケーションをしてきた
歴史を塗り替えた、
マスク着用!
 
着用することで、安心と心配について
国全体の方針に従っていればよかった時代!
 
その代わりに失ってしまった
個人の個性や、交流のあり方!
 
 
 
これからは
何をおいても
子供の大事な成長期に、
生徒間や先生とのコミュニケーションを
不十分にしかできなかった子供たちへのケアについて
地域の人々が時間をかけて
ケアをしていくことが強く望まれている。